中学受験をするか、しないかは、この先の生徒の人生に大きな影響を与えます。中学受験にはメリット、デメリット、色々とあるのですが、大学受験に絞って考えます。

◎メリット
(1)中高一貫教育により、中学時から大学受験を見据えたカリキュラムが組まれている。
(2)公立中学校と比べ、授業時間数が多い。
(3)英語や数学などでは、習熟度別クラス編成や1クラス20人~30人程度の少人数授業を行う学校が多い。
(4)実質的に高校受験がないため、高校選びの手間が省かれ、大学受験に集中できる。

◎デメリット
(1)高校受験の勉強をしないため、総復習や総確認を十分にしない。
(2)中学入学前に、大学受験を見据える必要がある。
(3)授業のスピードが速いため、置いて行かれる恐れがある。

最大のデメリットは、中学入学前に大学受験を見据える必要があることでしょう。高校(この場合、一貫校)には、それぞれ得意とする進学方法や進学先があります。通常は、高校受験の時に、自分の適性や希望に合わせて考えれば良いのですが、中学受験をする場合は、小学生のうちに考える必要があります。

中学受験をするのであれば、じっくり時間をかけて、検討してみましょう。

個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生