よく、「お勧めの英単語帳は?」と聞かれることがあります。中学生の場合は、教科書やワークを使って憶えれば良いでしょう。高校生は、使いやすいと思うもので構いません。

英語は、単語を憶えない限り、成績は上がりません。ですから、何を勉強したら良いのか分からない、という生徒は、英語に関しては単語を憶えるようにしましょう。

中学生は、まず学校のテストで点数を取ることが大切です。高校受験では、中学校の内申点が重視されます。また、高校入試の問題は、教科書の範囲から出題されます。そのため、特別な単語帳を使い必要はありません。教科書や、教科書準拠ワークなどを使って憶えるようにしましょう。単語帳を使いたい生徒は、教科書に準拠した単語帳を使うと良いでしょう。

高校生は、単語帳が必須になります。大学入試には、教科書に掲載されていない単語が登場することがあります。大学受験をするのなら、大学受験用の単語帳を使い、憶える方が良いでしょう。大学受験用の単語帳なら、どの単語帳でも構いません。自分が憶えやすいと思う単語帳を選ぶようにしましょう。高校でも、単語帳が配布されるはずです。たいていは、大学受験に対応した単語帳ですので、特別な理由が無ければ、そのまま使っても良いでしょう。高校生は、単語帳とは別に、熟語帳も必要です。共通テストには、熟語問題は出題されない予定です。そのため、センター試験の時よりも、熟語の重要性は薄れています。優先度が高いのは、単語です。が、私立大学を中心に、熟語問題を出題する大学はあります。また、熟語を知っておいた方が、長文読解の時に有利になります。大学受験に向けた単語や熟語は、膨大になります。高校1年生の頃から、計画的に憶えるようにしましょう。

avatar

小澤典生

エール学院の学院長です。函南町で生まれ、地元の中学校、私立高校に在籍しました。高校卒業後、関西外国語大学に進学しますが、2年後に退学。英語を話せるようになりたい!と思い、渡米を決意しました。私は、帰国子女でもありませんし、特別な英語教育を受けたわけでもありません。予想どおり(?)、言葉の壁に苦しみながら、4年後には州立アイダホ大学を卒業。帰国後、かねてからの夢だった、塾講師の仕事に就きました。現在では、学院長業務に加え、不登校生支援、高校のキャリア教育支援なども行っています。