専門職大学は、2019年度に始まった、新しい形の大学です。専門学校と大学のミックスと考えると良いかもしれません。実際に、専門学校や短大を発展させて、設置されていることが多いです。

そもそも、専門学校と大学の違いは何でしょうか?専門学校は、「実践」を大切にした教育機関です。卒業後に、即戦力となる人材を育成することを目指しています。例えば、英語の専門学校であれば、英語を話せるようにすることが目標です。もちろん理論的な授業もありますが、実践的な授業がメインになります。一方で、大学は、学問の習得や研究に重点が置かれています。会話の授業もありますが、文法、英語史、文学、文化、発音など、学問的な分析や解明が主となります。最近は、実践的授業に力を入れる大学も増えていますが、専門学校のようにほぼ全てが実践ということにはなりません。

専門職大学は、より実践的要素を強めた大学と考えて下さい。専門学校は、1年~3年程度の在籍が一般的ですが、専門職大学は大学ですので、4年間の在籍が求められます。

静岡県内には、全国初の公立専門職大学である、県立農林環境専門職大学が設置されています。全国的に見ると、医療系、ファッション系、工学系など、色々な専門職大学が設置されています。興味がある人は、調べてみましょう。

個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生