高校に入学して、英語の授業で、最初の壁になるのが5文型です。中学までは英語が得意だった生徒も、この5文型でつまずき、英語が分からなくなってしまったりします。

日本語は、語順にルーズな言語です。
「私は、学生です。」
「学生です、私は。」
この2つの文は、ニュアンスの違いはありますが、言いたいことは同じです。

一方で、英語は、語順に厳しい言語です。
「I am a student.」
「Am I a student?」
語順を変えるだけで、意味も変わってしまいます。最初の文は「私は学生です。次の文は「私は学生ですか?」になりますね。

語順で意味が変わってしまうので、語順に明確なルールがあります。「I am …」なら肯定文、「Am I …」なら疑問文と、しっかり決めておかないと、大混乱してしまいますよね。そのルールが、5文型です。つまり、5文型を理解できれば、正確な語順で英語が書け、話せるようになるわけです。

とはいえ、中学校までの勉強で、知らず知らずのうちに、英語の語順は身についているはずです。高校に入学して、新たな語順を勉強することは、ほぼありません(「倒置」など、特殊なルールを習うことはありますが)。つまり、5文型は、全く新しいことではなく、中学英語を、ちょっと難しい言葉で見直しているだけです。

5文型は、これ自体が、大学入試で問われることは、まずありません。ただ、今後、文法を学習する上では、理解しておいた方が良い単元です。当塾では、生徒一人ひとりの学力や理解度に合わせ、授業を進めます。5文型が分からない生徒には、5文型も教えます。まずは、入塾前の個別相談をご検討下さい。

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小澤典生

エール学院の学院長です。函南町で生まれ、地元の中学校、私立高校に在籍しました。高校卒業後、関西外国語大学に進学しますが、2年後に退学。英語を話せるようになりたい!と思い、渡米を決意しました。私は、帰国子女でもありませんし、特別な英語教育を受けたわけでもありません。予想どおり(?)、言葉の壁に苦しみながら、4年後には州立アイダホ大学を卒業。帰国後、かねてからの夢だった、塾講師の仕事に就きました。現在では、学院長業務に加え、不登校生支援、高校のキャリア教育支援なども行っています。