浜松市が、緊急事態宣言が5月7日に解除されない限り、休校措置を延長すると発表しました。一方で、緊急事態宣言は、今後、地域を限定して継続されるという報道も出ています。静岡県内は、24日時点で59人の感染者が確認されており、うち34人が現在も入院中です。緊急事態宣言については連休後半に決まるとのことなので、注目していきましょう。

さて、中学校にも高校にも、内申点(高校では「評定」といいますが、同じことです)があります。通知表の点数のことです。学校の定期試験や提出物の状況、授業態度などにより科目担当の先生によりつけられる点は、中学校も高校も同じです。しかしながら、受験における扱いが、中学校(高校受験)と高校(大学受験)では異なります。

中学校(高校受験)では、中学3年生の4月から12月までの内申点が、調査書に記載されます。中学2年生までの内申点は、受験には関係ありません(とはいえ、勉強は今までの積み重ねが大切なので、そういう意味では、中学2年生までの勉強は、中学3年生の成績に関係します)。公立高校・私立高校ともに、内申点は非常に重視されますので、第2回の学調が終わるまでは、校内テストの対策が不可欠となります。

高校(大学受験)では、高校1年生から高校3年生7月までの評定が、調査書に記載されます。各学年末(3年生は7月)の評定を平均化したものを評定平均値といい、特に推薦入試やAO入試で合否審査の材料として使われます。つまり、大学受験では、高校3年間の頑張りが見られるということになります。1年生・2年生の時に成績が悪いと、推薦入試やAO入試を断念せざるを得なくなる可能性があります。これが、「大学受験は、高校入学直後から始まっている」と言われる所以です。10段階で評定を算出する高校もありますが、大学受験では5段階に換算したものが使われます。換算方法は高校によって異なりますので、担任や進路の先生に確認しておくと良いでしょう。大学受験では、ほとんどの場合、一般入試においては評定は考慮されません。当日の試験、一発勝負となります。

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個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生