本日、東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数が、約2週間ぶりに100人を下回ったようです。全国的に見ても約350人と、4月上旬ぐらいの増加数までおさえられています。現時点では、偶然なのか、ピークが過ぎたのかの判断はできませんが、後者であることを願うばかりです。静岡県内では、掛川市で新規感染者が出ています。

休校になると、保護者の方が、お子様の勉強を見る機会も増えると思います。思ったようにお子様が理解してくれず、イライラしてしまうことが多いと、相談を受けることがあります。通常期であれば塾を検討する時期になったと、塾を探し始めると思います。しかし、今ですと、躊躇するかもしれません。親子の場合、どうしても感情的になってしまい、喧嘩になることがあります。これは我慢するしかないのですが、ここでは、指導技術の面から、未経験の(又は経験が浅い)指導者がよくやるミスを紹介したいと思います。

教えすぎてしまう。

これが、未経験の講師よくやるミスです。講師の仕事(この場合、保護者の方の仕事)は、教えることではありません。理解させることです。理解させるためには、「教えない」という選択も考えなければなりません。

まず、お子様の学力を冷静に分析しましょう。教科書レベルの問題を解いたとき、どの程度の正答率がありますか?または、学校の定期テストでは、平均点を超えていますか?平均点を下回っていますか?例えば、学校のテストを100点満点として、50点の生徒と、80点の生徒では、どこまで教えるのかが異なります。「+10点」を当初の目標として、設定してみてください。つまり、50点の生徒なら60点、80点の生徒なら90点を目標とします。60点を目指すのなら、教科書の内容を全て理解する必要はありません。たくさんの内容を理解しようとして混乱を招くよりも、理解する内容を絞ってそれを確実に理解する方が、効果的です。おそらく、50点ですと、平均点に若干届いていないと思います(高校は、もっと平均点が低いこともありますが)。この場合は、まず学習内容を基礎に絞りましょう。問題集ならば、応用問題に手をつける必要はありません。基礎レベルの問題を、満点が取れるまで、繰り返し解くようにする良いでしょう。

生徒が理解しない場合、指導技術の問題もありますが、レベルの問題もあります。レベルが高いことを教えようとすればするほど教える内容が多くなり、指導技術も必要になります。教える内容を絞れば絞るほど、指導は簡単になります。「教えること」と「教えないこと」との線引きをしてみましょう。

個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生