当塾には、「勉強が凄く苦手」という生徒も入塾します。学力を問わず、その生徒に合わせた授業をしていますので、勉強が苦手でも、勉強が得意でも、全く問題はありません。

さて、「勉強が苦手です」という生徒に、当塾講師が特に気をつけているのが、「説明は簡潔に」です。経験が浅い講師ほど、基礎レベルの生徒には、長々と説明してしまいます。確かに、勉強が苦手な生徒は、分かっていないことが多く、説明も長くなってしまいがちです。しかし、そこを可能な限りシンプルに、短くすることが、プロ講師の技術なのです。

長々と説明しても、勉強が苦手な生徒は、理解してくれません。恐らく、もっと勉強が嫌いになります。理由は簡単。長々と一気に説明されても、混乱するだけだからです。理解すべきポイントを絞り、説明の量を絞る代わりに、それを確実に理解して貰った方が、実は定着してくれます。平均点に達していない生徒は、ムリに応用問題に手を付ける必要はありません。まずは、基礎をしっかりと理解して、平均点を目指すことが重要です。応用は、常に平均点を上回るようになってからでも遅くはありません。

講師が、説明をシンプルにする際に気をつけるのは、メリハリです。理解すべきポイント、今は理解しなくても良いポイントを分けて、説明する量を物理的に減らそうと言うことです。もちろん、言葉のチョイス、説明の構成、言葉と板書のバランスなどでも調整しますが、物理作戦がもっとも調整がききます。但し、絶対に理解したいことは、何としてでも教えなければなりません。絶対に教えるべきことと、今は教えなくても良いことの線引きが、講師の腕の見せ所になります。

「勉強が出来ないのですが、塾には入れますか?」と申し訳なさそうに、ご連絡頂くことがあります。勉強が出来ないからこそ、塾に通うのです。安心して、お問い合わせ下さい。

個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生