エール学院の小澤です。
He go to school.
中学生には、よくある間違いです。
実際には、「go」では無く、「goes」が正解です。
主語が三人称、単数、そして時制が現在の時は、述語に「s」を付けるというルールが適用されるからです。
ここで、「『go』じゃなくて、『goes』でしょ。」と教えるのは、素人の先生。
確かにその通りなのですが、おそらく、生徒は次回も同じ間違いをしてしまいます。
「ちょっと、主語を見てみな。これ、何人称?」
と先生が生徒に質問できれば、この状況ではプロとして合格です(厳密に言えば、質問の仕方は生徒の学力によって異なります)。
先生に「何人称?」と聞かれれば、生徒は「何だろう?」と考えますよね。
三単現のルールが分かっている人は、ここで「そっか。」と気づいて訂正するはずです。
先生が答えを教えるのでは無く、生徒が自分自身で気づくことが大切です。
先生が答えを教えると、生徒は何も考えません。
おそらく、10分後には、間違ったことすら忘れています。
一方で、間違える度に、先生から「主語!!」と指摘されていれば、生徒は主語を見る癖が付きます。
これによって、ケアレスミスを防ぐことができます。
単に「教える」だけなら、素人でもできます。
でも、何の工夫も無く教えているだけでは、生徒の成績は上がりません。
教え方に工夫があるか。
これが、プロと素人の、一つの違いでもあります。