現在、高校を卒業するためには、主に2つの条件が必要です。
まずは74単位以上の授業を履修して、修得していること。
そして、3年以上、高校に在籍していること。
つまり、中学3年、高校3年、大学4年…と言うのが、日本の教育システムとなります。
ただ、「飛び入学」と言う制度も有ります。
高校を2年生で中途退学して、大学に入学する生徒です。
高校の在籍を最大で1年短縮できるので、大学卒業も一般の人に比べて早くなります。
問題は、この制度を利用している人は、ほとんどいないこと。
高校退学になるので、仮に大学を退学してしまった場合、「中卒」扱いになり、リスクが大きいと言うのが原因だそうです。
そこで、法律を改正して、2年や2年半の在籍で高校を卒業できるようにしようと言う動きが、政府にあります。
高校2年生の段階で大学入試レベルに達するのは結構難しいので、利用する人は少ないとは思いますが、選択肢が増えるのは生徒にとっては良いことかもしれません。