緊急事態宣言が解除されることが、決定されました。新規感染者数も減少傾向にありますが、一方で、第2波、第3波も懸念されています。

当塾では、中学受験、高校受験、大学受験の対策をしています。この中で、もっとも早く本番を迎えるのが、大学の推薦入試です。今年度から総合型選抜(AO入試)と学校推薦型選抜(推薦入試)に名前が変わります。

どちらの入試も、英検などの検定試験の結果、部活の成績、ボランティア活動、学校生活の状況など、高校3年間の学校生活が、審査されます。新型コロナウイルスにより、インターハイの中止が決まったり、検定試験の中止や延期が決まったりと、様々な影響が発生しています。これにより、受験生が不利にならないようにと、文科省が大学に対して通知を発出しました。結果ではなく、プロセスを見て審査をするなど、各大学に対応を求めています。特に、検定試験の受験を義務づけている入試については、対応を迫られそうです。

また、日程についても、遅らせることを検討しているようです。ただ、日程を遅らせると、受験できる大学数が限られてしまうため、別の問題も出てきてしまいます。

新型コロナウイルスが、いつまで続くのが、入試にどの程度の影響を与えるのかは、まだまだ分かりません。ただ、受験生の皆さんは、現時点では、通常どおりに入試が行われるものとして、準備を進めておきましょう。

個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生