2月25日から、国公立大学の前期試験が始まります。私立大学を目指す受験生は、1月末又は2月中旬頃までには、ほとんどが塾を卒業します。しかし、国公立大学を目指す受験生は、2月下旬頃まで、塾を継続し、授業を受けるのが一般的です。

国公立大学の入試は、大学にもよりますが、センター試験や私立大学の入試問題とは、傾向が異なることがあります。特に今の時期は、まだまだ私立大学の入試が続く受験生が多いため、私立大学の対策と国公立大学の対策とで、勉強の時間配分に悩むことが多いようです。これについては、国公立大学にどの程度行きたいのか、また現時点で、どの私立大学から合格通知を手にしているのかによって、異なるでしょう。国公立大学も私立大学もどちらでも構わないのなら、合格の可能性が高い方を、重点的に対策すべきです。また、既に志望順位が高い私立大学の合格を勝ち取っているのなら、国公立大学の対策に力を入れるべきでしょう。

来年から、共通テストが始まります。高校2年生は、共通テストに目が行きがちになりますが、大学入試は、共通テストが全てではありません。特に私立大学を受験する生徒は、共通テストのウェイトは、そこまで大きくないと思って下さい。大学入試には、1年後を見据えた戦略が必要です。まだ、今年の大学受験は終わっていませんが、来年の大学受験は既に始動しています。この1年間、しっかり勉強しましょう。

個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生