個別指導は、生徒一人ひとりに合わせる指導スタイルです。生徒の目標点や志望校、学力、理解力などを把握しつつ、その場その場で方向性を決めながら、授業を進めます。
その時の状況に合った指導を受けられることが、個別指導の魅力の一つです。一方で、これがデメリットになる可能性もあります。余りにも生徒に合わせ過ぎると、テスト当日までに範囲を終わらせることが出来ないこともあり得ます。その場その場での判断を重視しすぎて、長期的な視野が欠けてしまうのです。
これを防ぐために、講師は、常に、次のテストや入試までの授業回数を考えて、それを踏まえた上で、その場での対応を判断しています。例えば、大学受験生なら、1月のセンター試験や、その後に続く一般入試までの授業カリキュラムを、ある程度決めています。これを基準に、遅れすぎないように、調整しながら授業を進めています。
長期的な視野を持てるかは、実は、個別指導をする上では非常に大切です。当塾では、担当講師が交代することは、講師の体調不良などやむを得ない場合を除き、避けています。やはり、講師が生徒を担当するときに、1回限りだと思って授業をすると、その場限りに授業になります。しかし、ずっと同じ生徒を担当すると考えれば、1ヶ月後、2ヶ月後、1年後のことまで考えて、授業をするようになります。これが、講師を「担当制」にする一番大きな理由です。
プロ講師による個別指導塾《エール学院》
学院長 小澤典生