エール学院の小澤です。
英英辞典は、知っていますよね?
電子辞書を持っている人は、機能として付いていることも多いと思います。
国語辞典の英語バージョンで、英語の意味が英語で書かれています。
普通は英単語の意味が分からない場合は、英和辞典を引いてしまいます。
特にこれで問題は無いのですが、英英辞典を使う方が分かりやすいことが、たまにあったりします。
大学入試の問題で見かける、「suspect」と「doubt」の違い。
ジーニアス英和辞典を引いても分かりやすく書いてあるので問題ないのですが、あえて英英辞典(ロングマン現代英英辞典)で確認してみましょう。
suspect that SV
to think that something is probably true, especially something bad
と書いてあります。
つまり、「特に何か悪いことについて、何かがたぶん本当だと思うこと」という意味ですね。
doubt that SV
to think that something may not be true or that it is unlikely
「何かが、本当では無いかもしれないと考えること」という意味です。
両方とも「probably」又は「may」という単語が入っており、確信は持っていないという点では、共通しています。
しかし、doubtのほうは、「may not be true」、つまり否定的な意味を持っていますよね。
要するに、suspectは「~かもしれない」と肯定的に疑っているのに対し、doubtは「~ではないかもしれない」と否定的に疑っていることになります。
英英辞典をたまには読んでみると、今までの疑問が解決できることもあります。
持っている(または電子辞書に付いている)人は、是非、活用してみましょう