エール学院の小澤です。
センター試験の改革を目指して、数年前から議論されてきましたが、ようやく何となくの姿が見え始めました。
センター試験に代わって導入される「到達度テスト」は、基礎レベルと発展レベルの2つに分類されます。
基礎レベルは推薦入試、発展レベルは一般入試に使われることを想定しているようです。
つまり、発展レベルはセンター試験の代わりとして使われ、新たに基礎レベルが導入されると考えても良いかもしれませんね。
気になるのは、どちらかと言えば基礎レベルの方でしょうか。
現在では、推薦入試については、学力試験を課す大学は少数派で、学力面は学校の内申点で判断しています(国公立大学は、少し傾向が異なります)。
ただ、大学生の学力低下が問題視されており、文部科学省も学力を審査するように、大学に要請しています。
基礎レベルの試験を、どの程度の大学が導入するのかは分かりませんが、もし多くの大学が利用するのであれば、推薦入試の対策方法が大きく変わりそうです。
到達度テストで学力を見るのなら、学校の内申点は関係なくなるのかといったことも、気になりますよね。
到達度テストの実施は5年ごと言うことで、まだまだ先ですし、変更もあるでしょう。
エール学院では、引き続き、情報を集めていきたいと思います。