当塾では、4月13日(月)から18日(土)までの1週間、受験生以外の生徒は休塾としました。受験生については、教室内の換気、講師・生徒の手指消毒、マスクの着用などを徹底した上で、授業を継続します。また、受験生ではない生徒も、保護者の方からの希望があれば、授業を行います。

さて、塾内の先生たちの間で話題になっているのが、「大学のAO入試・推薦入試はどうなるのか?」です。早い大学では、8月に実施されます。大学入試は全国から受験生が集まるため、どこか一つの地域でも感染拡大が続いていたら、実施は難しくなってしまいます。

もちろん、大学としては、予定どおりに入試を実施したいでしょう。ですので、全国の高校が再会していれば、完全に終息していなくても、予定どおり又は一部変更して実施する可能性は十分にあります。一部変更するとしたら、集団面接を個別面接に切り替える、小論文を自宅でのレポート作成に切り替える、などでしょうか。また、受験生の移動を少なくするために、地方会場を設置することも考えられます。

一番影響を受けるのは、英検等の検定試験・資格試験を利用した入試かも知れません。英検は、5月下旬に実施されることになっています。非常事態宣言は5月6日までとしていますが、自粛ムードが落ち着かない限りは、予定どおりに実施するのは難しくなるでしょう。1ヶ月程度の延期であれば、大学入試も間に合います。しかし、2ヶ月以上の延期となると、間に合わなくなる大学も出てきます。こうなると、検定・資格取得を条件にした入試は、何らかの対応を迫られることになります。一般的な公募制推薦に切り替えるか、又は高校の評定、学力試験の実施など、学力や能力を見る代替の方法を考えるか、ということになるかも知れません。

この先どうなるのか、誰にも分かりません。もし、何か変更がある場合は、6月か7月ごろには、大学から何らかの発表があると思います。もしかしたら、募集要項が発表される5月ごろには、代替案も併せて発表されるかも知れません。推薦入試・AO入試を受験予定の生徒は、しっかりと見ておきましょう。

個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生