令和3年度(現高校2年生)から、大学入試制度が大幅に変更されます。変更の目玉は、センター試験が廃止され、共通テストが始まることでしょう。数学・国語は記述式問題が導入され、英語の試験形式も変わります。そしてもう一つの変更は、英語の民間試験導入です。英検、TOEFL、TEAP等の試験を、入試の代わりに使おうという取り組みです。

英語の民間試験については、大学が使用方法を決めています。国公立大学は約8割ほどが民間試験を利用するとしていますが、民間試験のスコア提出を必須にする大学と、任意にする大学に分かれます。私立大学も、約6割が利用しますが、学部により利用方法が違ったり、選抜方式により違ったりもします。既に、令和3年度の入試概要の一部が、発表されている大学もあります。自分が受験する可能性がある大学については、確認するようにしましょう。

なお、民間試験の導入には、批判の声も強くあります。おそらく、令和3年度は予定どおりに実施されると思いますが、それ以降は何らかの修正や改善がある可能性があります。注視しておきましょう。

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学院長 小澤典生