プロ講師による個別指導塾《エール学院》の小澤です。
受験というと、丸暗記、詰め込みのイメージがあるかもしれません。
確かに、丸暗記せざるを得ないこともあります。
英語や古文の単語、漢字などは、丸暗記です。
しかし、丸暗記は、余り面白くありません。
大学受験は憶える量が膨大で、全てを丸暗記するのは苦痛でしかありません。
中学受験や高校受験でも、可能であれば、丸暗記は避けたいでしょう。
また、小学校や中学校では丸暗記で乗り切れても、高校では丸暗記は限界があります。
物事には、理由があります。
それを辿っていくことで、一つのストーリーができあがります。
意味が無いことを丸暗記するよりも、ストーリーを憶える方が、実は、遙かに楽なのです。
ストーリーを知っていれば、結論を忘れても、ストーリーを追いかけていくことで、自然と結論に到達します。
途中の分かれ道で、別の道に行けば、また別の、似ているけれど少し違うストーリーが誕生します。
これが、応用です。
「憶えろ」を連発する講師は、余り信用できません。
ストーリーは時に複雑になるため、それを分かりやすく説明するのは、難しいことです。
「憶えろ」と言ってしまえば、一言で済むので、非常に楽です。
でも、それでも、ストーリーを説明してこそ、塾の意味があります。
自分で勉強するときも、丸暗記に頼らず、理屈を考えてみてください。
ちょっと、勉強が面白くなりますよ。